今週末のCBC賞(G3)に出走するマッドクールは、先週の追い切りが絶好の動きで時計も文句なし。今週は調整で余裕残し。中心視せざるを得ない。
芝1200mに出走レースを絞ってから5戦4勝。前走の春雷Sは落鉄しながらも好位から伸びて勝ちきった。しかも芝1200mに限れば、負けたのはシルクロードS(G3)の3着だけ。
先着を許した2頭は後に高松宮記念(G1)の1着、2着馬のファストフォースとナムラクレアだ。
陣営はトップハンデの58.5キロが納得いっていないようだが、それだけ能力を高く評価されているからこそ。言うまでもなく、秋の目標はスプリンターズS(G1)だ。
ゆとりのあるローテーションで万全の態勢で臨むためにも、CBC賞を勝って賞金を加算する必要がある。負けられない一戦だ。
■通算成績
8戦5勝 [5-0-3-0]
■前走成績
2023/04/16 中山 晴
春雷S(L) 1人気 1着 芝1200 重
■収集情報
「CBC賞で賞金加算できれば、秋はスプリンターズSに照準を絞って調整しやすい。何としても勝ちたいね」
「先週の調教で動きも良かったし、ほぼ仕上がっているので、今週は調整程度で速くならないようにした」
「今週の追い切りは最後も持ったままでバランスを整える感じ。まだまだ余裕があったし、十分な動きだったよ」
「ハンデは前走と同じ57.5キロか57.0キロだと思ったけどね。58.5は随分見込まれたよね。ちょっと納得していません」
「CBC賞を58.5キロで勝てたらスプリンターズS(G1)が本当に楽しみになる。賞金加算ができればスプリンターズSに集中できるしね」
陣営は完全に勝負モードだ。他馬とハンデ差があっても、ここは好位から力強く抜け出すイメージで。