今週末のラジオNIKKEI賞(G3)に出走するアイスグリーンは好調ながらも不安要素あり。
アイスグリーンは過去6戦中、5戦で掲示板を確保をする安定感があり能力も高い。前走の白百合Sでも好位から伸びて2着と好走し、先週物足りなかった調教も今週はかなり上向いた。
また、小倉競馬場で2勝している通り、小回りコースは好条件とくれば中心視したくもなるが、2点ほど不安要素がある。
ひとつ目は重馬場が苦手な点だ。唯一掲示板を外したスプリングSは重馬場で、明らかに苦手な走法だった。福島の天気予報は土日ともに降水確率は高い。
ふたつ目は気性がまだ幼い点だ。どうしても輸送が気になる。陣営も金曜に輸送して環境に慣らすなど対策しているが、逆を言えばそれほどに気性面に問題を抱えているということだ。
当日の馬場状態とパドックと返し馬が要チェック。両方とも不安な場合は思い切って消しでもいい。
■通算成績
6戦2勝 [2-1-0-3]
■前走成績
2023/05/28 京都 晴
白百合S(L) 4人気 2着 芝1800 良
■収集情報
「先週はハミにモタれて力んだのでラストが今ひとつだった。でも今週は修正されて道中も我慢が効いていたね。小回りコースは合うと思うけど、気性が幼いから輸送をクリアできるかが心配だね」
「コンスタントに使っているから上積みとまではいかないけど、状態はかなりいね。小倉で2勝しているから福島の小回りコースも合うはず。気性面が幼いから、金曜輸送を試して現地の環境に慣らしてみる」
能力は高く好勝負できる素質馬だけに軽視できないが、輸送後の状態と当日の馬場状態には注意が必要だ。