今週開催される宝塚記念（G1）に出走するディープボンドは過去最高の調子らしい。
G1の出走実績を見ても確実に能力上位であることは明らか。まして今回は「そろそろG1を勝ちたい」と陣営全体で意気込んでいる。
本来なら厚めの印を打ちたいところだが、どうにもレース展開が厳しくなりそうだ。今年の宝塚記念は17頭立てで、タイトルホルダーとパンサラッサが回避したことで、能力上位のある逃げ馬が不在。
どう考えても縦長の展開にはならず道中は馬群が固まる。阪神内回りは最後の直線が短いので、各馬は早めのスパートにならざるを得ず、差し馬が有利。
ディープボンドは先行脚質なので、モロに先行馬不利の展開に巻き込まれそう。仮にイクイノックスが逃げたら逃げたで、ディープボンドが本当に勝ちに行くなら早めにつかまえる必要がある。
いずれにしても展開が厳しく、直線半ばで踏ん張るのが精一杯か。
■通算成績
22戦5勝 [5-5-1-11]
■前走成績
2023/04/30 京都4 曇
天皇賞(春)(G1) 5人気 2着 芝3200 稍
■収集情報
「木曜に発表された馬体重はプラス6キロだったが安心して欲しい。輸送で10キロは減るからね。きっとスッキリしてちょうど良くなるはず。6歳だけど一番調子がいいかも」
「ジョッキーも具合が良いと言っていた通り、本当に自信を持って送り出せる状態。5枠10番は良い枠だね。荒れた内を避けて良いところを通れそうだな」
「調教はハードにする必要も距離も乗らなくていい状態。天皇賞・春も状態が良かったけど、放牧先からゆるまずに天皇賞・春のときの状態で帰ってきた。自信を持って出走させられるし全く不安もないね」
「この枠なら内と外を見ながら行けるし、少しでもゆっくりゲートに入れる偶数番もいい。最高の状態で挑めるので何とかＧ１を勝ちたいね」
個人的に馬券を抜きにすれば、ディープボンドのG1勝ちを見たい。コース相性も抜群だし、馬場が少しでも渋ればさらにチャンスあり。調子も絶好調ときている。
ただ、今回は前述した通りレース展開が向かないだろう。良くて3着のイメージか。
