今週開催される宝塚記念(G1)に出走するジャスティンパレスは本気でイクイノックスを負かしにいく勢いだ。
今年の阪神大賞典(G2)と天皇賞・春(G1)の連勝ですっかりステイヤーの印象だが、3歳時は2000m~2200mでも世代上位の力を見せていた。
関係者もコメントしている通り、3歳時は強い調教をできなかったことが本格化に至っていなかっただけで、馬体が成長した4歳からは調教を強化できて一気に開花した感がある。
そのタイミングで長距離を使って結果が出ただけで、今なら2200mでもひと皮むけた強さを見せるかもしれない。いずれにしても、関係者は本気でイクイノックスを負かしにいく勢いだ。
■通算成績
10戦5勝 [5-1-1-3]
■前走成績
2023/04/30 京都 曇
天皇賞・春(G1) 1人気 1着 芝3200 稍
■収集情報
「調教では内から併せて余力を残し。手応えは良いし先週よりも動きに素軽さが出た。仕上がりは抜群にいい」
「走りのバランス、瞬発力、全てにおいてレベルが上がってパワーアップしてるね」
「体が大きくたくましくなったので、加減なく調教ができている。見た目にもどっしりとしていいね」
「問題のゲートも練習して、駐立は良くなっているね」
「レースセンスがいいから距離の融通は利く。豪華なメンバーだけど集中して乗りたい。楽しみ」
「近2走は長距離を使ってきたが、スタートは速く出ている。距離短縮になるけど流れに乗れると思う。心配していない」
「昨年は菊花賞、有馬記念とタフなローテーションだったが、その後の休養期間で馬体が一気に成長して大きくなった。調教を強化できたので結果に繋がっている。楽しみ」
イクイノックスとジャスティンパレスの能力差が許容範囲であれば、レースで負かしに行って結果も望める。
しかし、予想以上に能力差がある場合はジャスティンパレスの凡走もあり得るだけに、正直なところ鞍上の腕が心配だ。