今週開催される宝塚記念（G1）に出走するジェラルディーナは虎視眈々だ。
昨年はオールカマー（G2）で牡馬相手に完勝すると、続くエリザベス女王杯（G1）も快勝。さらに有馬記念（G1）では3着に好走。今年は更なる飛躍を期待されたが近2走はG1とはいえ連続6着と期待を裏切っている。
敗因のひとつは気性面の危うさだが、かなり気性面の成長も見られ、調教でも引っ掛かることなく素晴らしい動きを披露。前で競馬をするイクイノックスに他馬が早めに競いかける展開なら、後方一気でジェラルディーナの出番があってもいい。
■通算成績
19戦6勝 [6-2-3-8]
■前走成績
2023/04/30 シャティ
QE2世C(G1) 2人気 6着 芝2000 良
■収集情報
「前回の疲れがあれば秋まで休ませる予定だったが、牧場で体調も良かったので宝塚記念へ。海外競馬も経験して精神的におとなしくなった。冬毛も抜けて体調もいいよ」
「調教は武豊騎手が初めて乗ったので単走を。あの１本でスイッチが入って良くなる感触はあったし動きも良かった。『引っ掛からないし、さすがＧ１馬だね』と言って貰った」
「先週に全体時計もやったので、速くなりすぎないようにした。前半はゆっくり行って、並んでからの反応と動きがとても良かった。いい形で本番に向かえそう」
「馬場が渋っても対応できるし、速い馬場も対応できる。3歳時は気性的な危うさもあったが今は大丈夫。馬体も充実してきて距離も問題ないね」
「結果を残したいね。近２走は期待を裏切っているけど、今回の２２００メートルなら負けないと思っている」
鞍上が武豊騎手に乗り替わり、新味が出る可能性も。レース展開に左右されやすいだけに頭は狙いにくいが、2着、3着候補として押さえておきたい。
