今週開催される宝塚記念(G1)に出走するアスクビクターモアの巻き返しに期待。
近2走は凡走しているが原因ははっきりしている。日経賞は苦手な不良馬場と出遅れが重なり、天皇賞・春は稍重馬場に加えて、2周目3コーナーで前の馬が下がってくる不利を受けて11着の大敗。どう考えても実力での順位ではない。
つまり、良馬場で不利さえなければ結果が激変してもおかしくないのだ。さらに同馬は典型的な叩き良化型。今年の3戦目はまさに走り頃な上に、天皇賞・春の凡走馬の成績が良いというデータも後押ししてくれている。
全ての条件が好転している今回は侮れないだろう。
■通算成績
11戦4勝 [4-1-3-3]
■前走成績
2023/04/30 京都4 曇
天皇賞(春)(G1) 4人気 11着 芝3200 稍
■収集情報
「奇数枠だけは嫌で、偶数がどうしても欲しかったから良かった。ゲートで待たされず、すぐスタートという流れがいいね。1コーナーまで距離があるから、スタートさえ決まればいいポジションでレースできると思うよ」
「調教は正直前半の入りが予定より遅く見えた。でも時計は指示通り。ゆっくりに見えても時計が出るのは調子がいい証拠だね。前2走は結果が出ていないけど叩き良化型。復帰後では最高のデキ」
「日経賞あたりから行儀の悪さを見せていたので、その後はゲート練習している。中間はより実戦に近いゲート練習をやっているよ。出遅れて、押して、引っ掛かるパターンは最悪だからね。少しでもいいスタートを切っていい位置を取りたいね」
「ほぼ出来上がっていたから、今週は息を整える程度。ラスト3Fの動きも良かったし、いい状態で仕上がったね」
週末の阪神競馬場の天気は晴れ予報で良馬場が見込まれている。昨年、菊花賞を制した阪神競馬場でどんな走りを見せるか楽しみだ。