函館2歳S(G3)に出走するバスターコールが不気味だ。前走は東京競馬場の芝1400mで新馬勝ちしたが、わざわざ函館開催に照準を絞ってきた。
函館2歳Sの出走メンバーを見る限り、バスターコールが中心になるとは思えない。おそらくまだメンバーが揃わないこの時期の2歳重賞に勝算、もしくは賞金加算ができると踏んでのことだろう。
初戦はマイペースでハナに立ち、ゴール前は猛追をしのいで勝っている。その内容からも、距離短縮と小回りはプラスに働くはず。
「函館にも慣れてリラックスしているよ。穏やかな雰囲気だし、調教でも操縦性が上がっている。現状では距離短縮はいいし、小回りや右回りも合いそう」。陣営の手応えも良いだけに軽視は禁物だ。
函館2歳S(G3)に出走するバスターコールの仕上がりが順調だ。 函館Wコースで単走で追い切り、5F67秒9-38秒9-12秒9。時計的には特筆する内容ではないが、動き自体は素軽さが目立っていた。
「先週と違って整える程度の内容だったが、しまいの鋭さが増していた。息の感じが良いし、状態は確実に上がっているね」
前走の新馬勝ちは逃げ切りだったが、見た目以上に強い内容。スタートから2Fが10秒8。さらに11秒5のラップが3F続いて息が入りにくい厳しい展開。あれで逃げ切るのは並みの馬では無理。叩いて上昇一途のバスターコールに注目だ。