函館2歳S(G3)に出走するロータスワンド陣営の勝負気配がすごい。言わずと知れた2歳世代最初の重賞は1200m。短距離血統で新馬勝ちの内容が良い馬に注目が集まる。
ロータスワンドはブランボヌールやビアンフェなど名スプリンターの半妹にあたる短距離血統。函館競馬場で開催された新馬戦では、好スタートからアッサリとハナに立ち、2着に1馬身差をつけて余裕の勝利だった。
「性格は兄のビアンフェより穏やか。バネがあって柔らかく、ダイナミックな走りをするね。短距離血統なのは間違いないけど、意外と距離はもちそう。函館の洋芝にはピッタリじゃないかな」
函館2歳S(G3)に出走するロータスワンドの状態が上がっているようだ。 追い切りでも函館芝コースでオープン馬相手に馬なりで3馬身先行して1馬身の先着。5ハロン67秒3-11秒5の好時計だ。フットワークも軽く調子が上向いていることは間違いない。
「動きもいいし馬体もいいね。1回使って馬体が全然違う。前は水っぽかったからね」。
尚「水っぽい」とは皮膚が筋肉から浮いている状態で、今のロータスワンドは皮膚が筋肉にはりつくような「乾いた」状態のため、馬体としてはいい傾向だという意味だ。動きも馬体も良いのなら狙わない手はないだろう。