今週末のラジオNIKKEI賞(G3)に出走するレーベンスティールが初重賞制覇へ準備万端だ。
デビュー当時から祖父がG1・4勝のトウカイテイオーという血統面でも注目されたが、ここまで4戦2勝、2着2回と底を見せず成長の一途を辿っている。
体質的に疲れがたまりやすいため、一度も本格的な強い調教をしたことがないにも関わらず、新馬戦では皐月賞馬ソールオリエンスと首差の接戦。
さらに前走は3歳1勝クラスのレースながら、2着に5馬身差をつけて楽勝。今回は2走前の鞍上の戸崎騎手に戻るが、今週の追い切りでも唸るような動きを見せており、「重賞でも能力は上」と自信をもっている。陣営あげて勝負気配だ。
■通算成績
4戦2勝 [2-2-0-0]
■前走成績
2023/05/14 東京 曇
3歳1勝クラス 1人気 1着 芝1800 良
■収集情報
「行きっぷりもいいし、競馬を組み立てやすいから福島競馬場も全く問題ない。パフォーマンスを見る限り重賞でも上位だと思うので、初重賞だけど結果にこだわりたい」
「当時から体質が弱くて疲れがたまりやすい。そのため、どうしてもそういう面を考慮しながら慎重に調教をしないといけないので、強い調教はいまだにできていない」
「誰からも見ても能力があるのは間違いない。今回はコンスタントに使ってきた中では、この馬なりにまずまずの状態で送り出せるので良かった」
前で競馬をするだけに、脚質的にも福島競馬場は合うはず。重賞初勝利も十分に狙えるが、間違っても馬券圏外に飛ぶことは考えづらい。