函館記念(G3)に出走するアラタが重賞初勝利に向けて状態が良さそうだ。 前走の巴賞では1年10カ月ぶりに勝ち、やっと心身ともに本格化した印象だ。
オープン勝ちしたばかりと軽視すると痛い目にあうかもしれない。過去の重賞では3着が3回と既に重賞級の能力を示している。
「前走からさらに良化して疲れも皆無。美浦にいる時は脚がむくむ馬なのに、北海道に来るとすっきりして張りもあるし、元気いっぱいだね」
函館記念(G3)に出走するアラタ陣営の鼻息が荒い。 いわゆる善戦マンが、前走の巴賞で1年10か月ぶりの勝利を飾り、その後の調教でも力強い脚捌きを見せた。
函館Wコースを単走で強めに追われると、重馬場を苦にせず上々のデキ。 オープン勝ちしたばかりだが、3度の重賞3着など能力は重賞級。強い相手にもまれたことで着実に地力を強化し、前走勝ちに繋がった。
「前走はドーブネをマークして良い勝ち方だった。まだ緩さは残るけどかなり良くなったし、馬体も細く見えるけど、しっかり引き締まってきた。人間で言うと細マッチョだね」
函館競馬場は3勝を挙げる得意コース。去年ほど馬場が悪くならなければチャンス十分だろう。