アイビスサマーダッシュ(G3)に出走するシンシティは、近走の不振を脱却するためにブリンカー着用で挑む。
昨年このレースで2着して重賞級の能力を発揮したが、その後はまさかの4戦連続で二桁順位と低迷。今回は2カ月ぶりの実戦だが、調教の動きも良いし、初ブリンカーで変わり身を期待。
「以前は持ったままでハナに行けたのが、最近は行きっぷりが悪い。スピードは通用するし乗りやすくて何も言うことがない。ブリンカーが良いきっかけになって欲しいね。スタートが速いし、ダッシュ力はすごいから」 馬券妙味もありそうだ。
アイビスサマーダッシュ(G3)に出走するシンシティは、鞍上の手綱捌きで変わり身があるかもしれない。
シンシティはデビュー時から田中健騎手がずっと調教をつけて、レースでも手綱を握ってきた。そして、優れたテンのダッシュ力を生かすために芝1000mを試そうと、昨春の韋駄天Sへの参戦が決めたタイミングで、田中健騎手がケガ。
富田騎手に乗り替わり、富田騎手が韋駄天Sで3着と結果を出したため継続騎乗が続いていた。前走、今年の韋駄天Sで田中健騎手に手綱が戻ったが11着。敗因ははっきりしていて、両サイドから挟まれて外傷を負いながらスムーズな競馬ができなかった。つまり、前走は度外視していい。
今回こそ勝負の一戦。「やればやるだけ動くのは変わらないし乗りやすい。昔は体質が弱かったが、かなり改善して成長した。今回はブリンカーもつけるので復活のきっかけになれば」 穴をあけるならこの馬か。